東京都指定 文化財・天然記念物

 大久野のフジ

大久野のフジ(天然記念物)

昭和31年指定  花は5月の連休前後が見頃

推定樹齢は400年以上、根回りは3m。アラカシと杉に巻付き多くの大蛇がとぐろを巻いているように伸びており、周囲には多数の蔓が伸び上がり、野生の藤としては都内有数のものです。藤棚はなく、花は園内の見晴台から見下ろすように観賞します。
 西徳寺付近から

 大久野のフジ(見晴台)西福寺大正保育園脇のフジ

平井の閻魔さま(有形文化財)

昭和35年指定

保泉院の境内にある閻魔堂に安置されており、室町中期に仏師了戒によって造られたといわれています。像の高さは89cmあり、ヒノキの寄木造で、豪快な鎌倉期彫刻の特徴をよくあらわしています。平成18年に大掛かりな修理が行われ造像当時の姿に復元されました。

閻魔王と侍者の倶生神像保泉院本堂

西徳寺 水口の双盤念仏

8月17日に近い日曜日   祭礼は例年17時頃~ 

 
 東京都の無形民俗文化財に指定。地元では「鉦張り念仏」と呼ばれ、平安時代以来の引声念仏の流れを汲むもので、鉦と太鼓を大音量で打ち鳴らしながら、独特の節をつけて念仏を唱える仏教行事で、。都内では日の出町の「鉦張り念仏」を含め4つ伝承されていてされています。
 境内には北条氏照や大久保長安が所望しても動かすことが出来なかった「獅子岩」、本堂の火災の時に右腕を火傷したご本尊様を無事に裏山へ救い出したという「腰掛け石」、表面が滑らかで飛ぶ鳥も写したという「鏡石」などがあります。
 本尊の馬頭観世音菩薩は行基菩薩作と伝えられ、午年の祭礼にあわせてご開帳されます。

 本堂と大銀杏 北条氏照が所望したという獅子岩

平成26年は午年でご本尊がご開帳されました
 回向柱と参拝 開闢大法要とご開帳 鉦張り念仏奉納 授与された池の蓮の実ストラップ