武蔵御嶽神社への道(幸神~三ツ沢)

一ノ護王神社付近の旧道沿え 平井川

武蔵御嶽神社への道(幸神バス停~つるつる温泉)

歩行距離約6.5㎞ 

 平井本宿から北上して武蔵御嶽神社へ向かう中世の参詣路であり、表参道であった。三ツ沢には近世中ごろまで御嶽神社の御師であったと伝える家が数軒あり、滝本の地名をのこしている。   (日の出町史より)

右へ続く

   各所の案内はマップの下にあります


左へ続く

武蔵五日市駅発⇔つるつる温泉行き、福生駅行きバスで「幸神」で下車 平井川に架かる堀口橋の手前を曲がります

道標     建物脇にあり「御嶽神社道 皇太子殿下御渡欧記念」刻されており、大正10年(1921)に幸神青年が建立したものです
ここはセメントで栄えた地域で、回り舞台の付いた劇場などもありました この道は武蔵御嶽神社の参道でした

渡る橋は御新造橋、平井川の上流には向殿橋、御殿橋と趣のある名前の橋が続きます
すぐ近くの幸神神社は「祭神猿田彦命を建武2(1335)年に出雲路(京都市上京区)幸神(サイノカミ)をこの地にご勧請申しあげたといはれる」ことなどから、この地と京との関わりが偲ばれます・・・

武蔵岩井駅跡 大正14年~昭和46年まで旅客の駅がありました 工場からの貨物輸送は 昭和57年まで路線がありました

岩井院    大正末期の浅野セメントの工場誘致により川を挟んだ現在の地に移転しました
       境内にある「子の権現」は足腰の痛み衰弱に霊験あらたかという 江戸時代に埼玉県天龍寺と本家争いもありました

勝峰神社    岩井院が別当を務める神社で勝峰山山上にありました 勝峰山の展望に良好地
        勝峰山についてはこちらをご覧ください 

細尾駐在所の脇の道を入る
掘りクラフト 木の工房 テーブルや椅子から小さなものまで「木を活かす」伝統的木工技法で正直に丁寧に組み上げています
       古民家ギャラリーは古民家をご自身で改修したそうです お立寄りをお勧めします   不定休

山祇社    「新版武蔵風土記稿」によると、至徳年中、平山季重の末流日奉守吉が建立したものとあります
       祭神の大山祇命は日本中の山を管理する総責任者たる神様とされます

細尾橋で平井川を渡ります
光明寺    本堂に向かって右の薬師堂は一本のカヤの大木をもって造立されていると伝えられます
       細尾地区は死者の埋葬地と別に詣り墓をもつ墓制形態(両墓制)が見られます       

途中にもみじの並木がある、平井川右岸の静かな小道をさかな園方面に向かいます  
ゴクウホースビレッジ 映画やテレビ、CMなどで活躍する撮影馬に乗ることもできる乗馬クラブで、体験もできます
            平井川と緑に囲まれた場所で、ゆったりとした時間を過ごせます

さかな園  平井川の清流で、ニジマスの渓流釣りやつかみ捕りなど子供にも安心な川遊び体験ができます
       屋根付きでの手ぶらバーベキューや「将門うどん」や「しゃも鍋」、B級グルメ「赤いうどん」などの食事もできます

稲村石    新編武蔵名勝図絵に「御嶽へ往来の傍にて・・・高さ六丈許囲り十尋許なり」とあるチャートの大岩です

高原社    御神木は町天然記念物で樹齢400年といわれる日の出町最大の杉の大木です

肝要の里  完熟日の出トマトを使った手作り商品やジャム、ヤギアイスクリームなどを加工し販売しています

ローマ字道標 昭和天皇のご成婚を祝って大正13年に建てられました 五日市線の開通を見込み下段に英文で書かれたみちしるべです

慶福寺    皇国地誌には「本堂十一面観音は太田道灌の守り本尊なる由を伝う」とあります

一ノ護王神社の少し手前を右下の路に進む  大正6年に切通ができるまでこの路が主要な参道でした
一ノ護王神社 御嶽神社の最初の護符売社でした 中段の庚申様は足腰に霊験あらたかといわれます 手水石は一見の価値あります

白岩の滝  白岩滝バス停から1㎞ほどの所にある大小18ほどの滝が連続している名瀑です

松澤寺    11月中旬ごろの紅葉は美しく写真の被写体として好評です

滝本     御師宅で身支度をして武蔵御嶽神社へ参拝しました  日の出山へは参道であった尾根道をお勧めします

つるつる温泉天然温泉で湯船に入ると同時にお肌がつるつるすべすべになり、入る度に若返るといわれる名湯です

正藍染つつみ  天然素材(藍の葉、灰汁)を使った伝統的な藍染の技法で色落ちせず抗菌作用があり、肌にも環境にも優しい本物の藍染めです

日の出山  春夏秋冬、初心者にも楽しめる山で、初日の出登山も人気があります (十分な装備で安全登山をお願いします)